社会貢献活動

2019.01.10(木)チャリティーサッカー2018 ふれあい活動“グリーティングDAY” in 宮城(2日目)

2018年12月15日(土)と16日(日)の2日間にわたって、宮城県で開催された一般社団法人日本プロサッカー選手会(JPFA)のふれあい活動“グリーティングDAY”。2日目となった16日の活動では、選手たちは宮城県本吉郡南三陸町と登米市を訪れました。

15日に引き続き、参加した選手は以下の23人です。(※括弧内、所属チームは当時)

薗田淳、山田尚幸(以上秋田)、坂井達弥(山形)、廣瀬浩二、竹重安希彦(以上栃木)、岡田翔平(群馬)、本間幸司(水戸)、脇坂泰斗、家長昭博(以上川崎F)、田村直也(東京V)、高原寿康、土岐田洸平(以上町田)、菊岡拓朗、丹羽竜平、成岡翔(以上相模原)、守田達弥(松本)、原田直樹(金沢)、村田和哉(清水)、西村洋平(藤枝)、林卓人(広島)、福田晃斗(鳥栖)、川西翔太、黄誠秀(以上大分)。

選手たちは日本サッカー協会の大橋浩司・手倉森浩両インストラクターとともに、まずは南三陸町に向かいました。過去のふれあい活動でも何度か訪れた町ですが、そのたびに被災地の様子は変わっていきます。


今回、一行は南三陸さんさん商店街を訪れました。もともと、東日本大震災の津波で大きな被害を受けた町の人たちが2012年2月25日に仮設商店街としてお店を再開したもので、2017年3月3日に現在の高台にある場所でリニューアルオープンしました。震災前に市街地のあった場所から約8.3mかさ上げされた場所に立つ商店街からは、かつての町並みがあった場所を見下ろすことができます。選手たちは、宮城県サッカー協会の元専務理事・菅原英俊さんから震災発生当時の話を聞き、それから7年9ヶ月以上が経った今も町の再生は厳しい状況にあることもまた認識しました。これまでに町を離れざるを得なくなった家庭も多く、サッカーチームを編成できる子供たちの数も減っているとのこと。しかしJPFAの継続的な支援はこの地でサッカーを楽しむ子供たちにとって頼もしいものであり、その助けによってこの町にもグラウンドができる予定である、という報告もありました。

 
 
そしてこの町でサッカーを楽しむ子供たちが、選手たちを待っていました。登米町の東和総合運動公園グラウンドで、選手たちは地元の小学生10人、中学生20人、高校生16人の計46人と一緒にサッカーを通してふれあいました。この日は小・中学生のグループと、高校生のグループに分かれて、選手たちの指導を受けます。


小・中学生のグループでは、選手たちが基礎の部分から丁寧に指導。実際のプレーを交えながらの指導に、子供たちのプレーもどんどん熱を帯びてきます。盛り上がったメニューのひとつが、シュート練習。ちょっと力んでゴールから浮かせてしまう選手が出たところで、このメニューを担当した脇坂泰斗選手が「上半身の使い方に注意してみよう」とアドバイス。そして自ら見事なボレーシュートを決めると、子供たちから大きな歓声と拍手が起こりました。


高校生のグループは、スタートから元気いっぱいでした。最初のドリブルでの攻撃メニューを担当したのは、家長昭博選手。自身が子供の頃にはこうしてプロの選手から指導を受ける機会はなかったそうで、「貴重な機会になったと思います」と、高校生達の気分を盛り上げながら指導。「どんどん積極的に仕掛けていこう」と、ドリブルの楽しさを伝えていました。そしてこのグループは、5つの指導メニューのあとに、選手チームと高校生チームでのミニゲーム対決を実施しました。


どの年代の子供たちも、プロの技に感心しながら、楽しいひとときを過ごしました。県立志津川高校2年生の遠藤匠馬選手は「プロの技術を少しでも真似できるように、取り入れたいと思って頑張りました」と興奮冷めやらぬ様子で話してくれました。「今日の練習を糧にして、地区大会だけでなく、県大会を目標に頑張ります」。遠藤選手のように、当地でサッカーを楽しむ人たちと楽しい思い出を共有し、今回のふれあい活動は終わりました。

【参加選手コメント】

◆田村直也(東京V)
宮城は第二の故郷なので、復興支援も兼ねてこういう活動もできて非常に有意義な時間でした。Jリーグの他のチームの選手ともこうして交流できるのも、選手として有難く思います。こういう活動は……今回は震災発生から7年半以上経ったところですが、10年、20年と、宮城でもやってほしいと思いました。子供たちも積極的に参加してくれて助かりましたし、ふれあった子供たちも、サッカー選手ではなくても何かそういう、自分がなりたい職業に就いたときに、少しでも僕たちが指導したことを思い出してくれれば嬉しいです。

◆坂井達弥(山形)
こうした復興支援活動を通して、まだまだ復興というものは完全にできていないなと思って、まずはしっかり支援していかなければいけないし、サッカー選手としてもっとやっていかなければならないと思いました。子供たちと触れて楽しかったし、自分にとっても良い経験になったので、こういうことを周りに伝えたり、いろいろな人に発信したりできたらと思います。

◆黄誠秀(大分)
震災発生後に、東北の被災地に来たのは初めてでした。現状を目の当たりにして、数年経って復興された部分もあるとはいえ、まだまだという状況を見て、もっと早く来られれば良かった、できることがあったと思いました。今からでも遅くはないと感じましたし、これで終わらず、今後も継続的に、自分たちに何ができるのかしっかり考えて、行動に移したい。子供たちとのふれあいについては、子供たちが本当に楽しそうにしていましたし、逆に自分たちが子供たちからパワーや元気をもらえて、すごく楽しかった。

◆山田尚幸(秋田)
僕は秋田所属で、東北という点では同じですが、秋田にいるだけでは分からず現地に行って被害の大きさを感じることも多かったですね。こうして現地の人に話を聞くことができて、まだまだ復興もできていないし、もっと僕たちにもできることがあると思わされました。今はこの生活ができているだけでも幸せなんだなと、現地を訪問して感じました。秋田でも子供たちを相手にスクールをやっているのですが、被災地の人たちも明るくサッカーをやってくれると感じました。一緒にサッカーができて、すごく楽しかったです。

◆成岡翔(相模原)
今回の被災地(南三陸町など)を訪問するのは初めてで、話を聞いて、これまでよりその被害や現状について学ぶことができました。こうした災害は忘れてはいけない出来事だし、テグさん(手倉森浩インストラクター)も言っていたように、「サッカーで子供たちを笑顔にできる」と思うので、引き続きサッカーによってこの被災地で子供たちに元気を与えることを発信したいと思いました。僕も個人的にサッカースクールを指導する機会があるのですが、どこでやってもサッカーは世界共通だと思うし、みんなが楽しんでくれればいいなと思います。

◆原田直樹(金沢)
宮城県に来るのは初めてでした。想像以上に南三陸町の津波被害が大きかったんだなということを実感しましたし、風化させてはいけないと思っています。地元の方が、選手会やサッカー協会が毎年この地で活動していることを話してくれたので、続けていきたいとあらためて思います。子供たちは元気で、僕が指導の講師をしたけれど、逆に教えられることが多かったんですよね。サッカーはみんなを笑顔にしてくれます。

◆岡田翔平(群馬)
初めてこういう活動に参加して、3.11のときからの復興の様子を目の当たりにできました。実際に震災を体験された方のお話も聞けましたし、こういう話を伝えたり、サッカーを通した活動をしたりと、もっと自分も頑張っていこう、サッカーを通して貢献したいと思いました。子供たちにいろいろサッカー教室で指導をしてみて、彼らが元気いっぱいで明るかったので、楽しかったです。

◆廣瀬浩二(栃木)
震災発生からもうすぐ8年が経とうとしている中で、あそこまで被害が大きかった場所に行ったのは初めてでした。まだまだ復興しつつあっても元に戻っているわけではないし、一緒に連れてきてもらったサッカー協会の方の話を聞いてみると、JPFAが動いていることに感謝してくれていて、自分にはわずかなことしかできないかもしれませんが、今後とも協力したい気持ちがさらに強くなりました。一緒にサッカーをした子供たちは本当に元気よくやってくれました。僕たちは指導者としてまだまだひよっこなのですが、その中でもしっかり取り組んでやってくれたので感謝しかありません。本当に、内容の濃い時間を過ごせて、自分自身もあらためて、プレーヤーに戻るときにこういうピュアな気持ちを持って、もう一度やりたいと思いました。

◆土岐田洸平(町田)
被災地訪問は初めてでしたが、自分が想像していたものよりも衝撃が強く、これからもこういう活動にしっかり参加して、少しでも被災地を勇気づけられればと思います。自分にとって久しぶりのサッカー教室でしたが、子供たちはみんな素直で、自分の良さを出してくれて、こちらもやりやすい空気感でできたと思います。

 
 
 
 
 
チャリティーサッカー2018 ふれあい活動“グリーティングDAY” in 宮城(1日目)

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