社会貢献活動

2018.02.08(木)Jヴィレッジスポーツフェスタ2018

2018年1月14日(日)「Jヴィレッジスポーツフェスタ2018」が福島県双葉郡楢葉町の地域文化交流拠点「楢葉まなび館」で初開催されました。

今夏一部再開が予定されているJヴィレッジと復興庁が主催するこのイベントに、日本プロサッカー選手会が復興支援活動(チャリティーサッカー2017 ふれあい活動“グリーティングDAY” in 福島)の一環として協力。福島県内の12市町村の子どもたち約170人と復興庁の吉野正芳復興大臣が参加し、高橋秀人(神戸/日本プロサッカー選手会・会長)、茂木弘人、渡辺匠(以上、福島)、加地亮(岡山)、西嶋弘之(北九州)、五十嵐陸、板倉直紀、金大生、平岡将豪(以上、いわきFC)、影山雅永(OB/U-19日本代表監督)、秋葉忠宏(OB/U-19日本代表コーチ)、戸川健太(OB/JPFA)とともにサッカーを楽しみました。
※所属クラブは参加時

開会に先立ち、上田栄治実行委員長(株式会社Jヴィレッジ代表取締役副社長)は「地域間の交流と世代間の交流、そしてトップアスリートとの触れ合いを楽しみましょう!」と参加者に語りかけました。吉野大臣や来賓のあいさつ、参加者全員で記念撮影を行なったのちイベントはスタートしました。

ウォーミングアップを目的とした「ファミリースポーツ教室」では、影山監督と秋葉コーチが音頭を取ってじゃんけんゲームを行ないました。体を大きく使ってグー・チョキ・パーを示し、あいこは向かいのひとと元気よくハイタッチするなど、趣向を凝らしたルールのもと、子どもたちの歓声が体育館に響きます。

「反応がポンと戻ってきて、この子たちはほんとうに元気だなと思いました」と影山監督が感慨深げに語れば、秋葉コーチも「最高ですね。僕らが逆にパワーをもらってまた明日から頑張ろうと思える」と白い歯を見せました。じゃんけんに参加した吉野大臣も「子どもたちの笑顔をいっぱい見ることができてたいへん面白かった。スポーツには心の扉を開く大きな力があろうかと思う。このイベントをきっかけに12市町村の一体感が高まって交流が続いていくことを期待しています」と、スポーツならではの絆に期待を寄せました。

ファミリースポーツ教室で体を温めたあとは、市町村ごと12チームに分かれ、各チームに選手・OBが加わってスポーツを楽しみます。体育館ではゲーム形式のファミリーサッカーフェスティバルが行なわれ、屋外の芝生広場では、ウォーキングフットボールやバランスボール、3並べゲーム、昔懐かしいけん玉やお手玉など、さまざまなアトラクションが用意されました。

体育館で行なわれた試合は、周囲からの応援にいっそう盛り上がり、「参加者の方がほかの町を応援するといったシーンもあった。非常にうれしいことでした」と上田実行委員長は目を細めました。「2点取りました。すごく楽しかった」と西嶋選手が笑みをこぼしたように、選手・OBも子どもたちとの触れ合いを存分に楽しんでいました。

14時過ぎには南相馬市内で活動するマーチングバンド「Seeds+」による演奏が行なわれました。かつて全国大会で金賞を獲得したこともある原町第一小学校マーチングバンドを前身とするそのパフォーマンスは素晴らしく「たくさんの愛をいただいて福島は前に進んでいます」と語られた彼らの想いは、きっとこの日の参加者に届いたことでしょう。

その後行なわれたエキシビジョンマッチでは、各市町村の代表選手で構成された選抜チームと選手・OBチームが対戦しました。大きな声援に包まれるなか、開始間もなく戸川さんのヘディングシュートで先制した選手・OBチームは、ベンチ前で歓喜の輪をつくって大盛り上がり。さらに秋葉コーチのハッスルプレーなどもあって加点していきますが、対する12市町村の選抜チームも反撃し、逆転に成功すると会場のボルテージは最高潮に。試合終了間際の西嶋選手のゴールで同点となり、ゲームは延長戦に突入します。ゴールデンゴール方式により、最後は加地選手が決めて、選手・OBチームが勝利を飾りました。

閉会式であいさつに立った高橋選手が「楽しかった?」と呼びかけると、子どもたちは「はーい!」と元気に返事。高橋選手は続けて「全員笑顔で豊かな時間を過ごせました。皆さんの力で一つひとつ前に進んでいけたらと思います」と締めくくりました。その後、選手・OBは子どもたちをハイタッチで送り出し、サイン色紙をプレゼントして、およそ4時間にわたるイベントは笑顔とともに幕を閉じました。

【参加者コメント】
◆吉野正芳(復興大臣)
「12市町村から約170名の方にご参加をいただいて盛大に開催できました。サッカーのトップアスリートの皆さまの指導のもとで行なった体を使ったじゃんけん大会は、私も参加しましたけど、たいへん面白かったです。そして子どもたちの笑顔をいっぱい見ることができました。このイベントをきっかけにして12市町村の一体感が高まってスポーツによる交流が続いていくことを期待しています。また今年の夏にはJヴィレッジが一部再開となります。このJヴィレッジの再開は福島の復興のシンボルでもございますので、そういうスポーツに取り組む姿を全国に発信していきたいと思っています。元気な福島の姿を多くのひとに知ってもらいたいと考えています」

◆上田栄治(株式会社Jヴィレッジ代表取締役副社長/実行委員長)
「大成功と言えるのではないでしょうか。ボランティアで来てくださったひとたちが盛り上げてくれたなかで、参加者の方がほかの町を応援するといったシーンもあった。これはうれしいことでした。選手会の皆さんも長い時間参加してくれて、また監督の影山さんとコーチの秋葉さんがうまくコントロールしてくれた。ほんとうに感謝です。今後も福島の皆さんがどういったことを望んでいるかを受け止めながら活動を行なっていきたいと思います」

◆高橋秀人(神戸/日本プロサッカー選手会・会長)
「子どもたちが非常に盛り上がっているので僕自身やっていて楽しいし、子どもたちのたくさんの笑顔が見られて、素晴らしい行事だと思います。皆さんに支えてもらい、成り立っているJヴィレッジスポーツフェスタだなと思います。福島の子はとても素直で、すぐに仲良くしてくれるので、僕もすぐお友達になれた気がしています」

◆茂木弘人(福島)
「子どもたちがものすごく元気でよかったです。みんな笑顔で元気いっぱいに参加してくれてよかった。『どうやったら上手くなるの?』といった子供らしい質問もされました」

◆渡辺匠(福島)
「自分が子どもたちに少しでも元気をと思って来ているのですけど、最終的にはいつも僕が元気をもらって帰る。今日もほんとに元気な子どもたちがいっぱいいて、楽しい一日を過ごせました。みんなの元気がいちばんうれしいので、すごくいい会だなと思います。自分のなかでは正直いわき出身ということをそんなに意識したことはなかったんですけど、2011年に震災があってから、本能的な部分で自分はいわき出身なんだということをすごく感じる部分があった。自分にできることは微々たるものですけど、こういう活動で少しでも子どもたちになにかできればという想いでいます。

◆加地亮(岡山)
「みんな元気ですね。子どもたちが町を元気にしてくれる。ほとんどの子が僕のことを知らないから、まずは僕のことを教えようと思って。すごいんやぞって(笑)現役時代は自分のことで精いっぱいだったので、なかなか参加することができなかったので、今後は機会があれば積極的に参加したいと思います」

◆西嶋弘之(北九州)
「みんな素直で明るく元気で、すごく楽しかったです。また、去年の最終節にシーズンが終わり、引退を決めて、そこから1カ月ちょっとまったく動いていなかったので、久しぶりにサッカーをやったら、やっぱりサッカーって楽しいなと思いました。そんなに多くの言葉を喋らなくてもパッと距離が縮まった。それがサッカーの魅力であり、力やと思う。こうしてみんなと触れ合うことで、サッカーってすごいなと思ったし、サッカーを通して繋がりができることがすごくうれしいです。引退後は縁あって復興の仕事に携わる機会を与えてもらったので、恩返しのようなイメージで責任を持って頑張ろうと思っています」

◆影山雅永(OB/U-19日本代表監督)
「地域の復興に向けて、こうして大勢の子どもさんやご家族が集まってくれて、笑顔を絶やさずに活動できていることはほんとうにうれしい。そこにサッカーやスポーツが携われることは、非常に喜ばしいことだと思っています。僕もいわき出身者として地元の子どもたちが元気でうれしかったですね。こういう元気な子たちがいることは今後ますますこの地域や福島の将来にとって明るいことだと思います」

◆秋葉忠宏(OB/U-19日本代表コーチ)
「最高ですね。僕らが逆にパワーをもらってまた明日から頑張ろうと思える。こういうイベントはやっぱりいいですね。いろんな方が協力してくれてそういう空気をつくってくれる。来たひとに楽しんでもらいたいというホスピタリティ溢れる方が多いので、こういう楽しい雰囲気になっていると思います。スポーツにできることは微々たるものですけど、でもこうやって元気になってくれる子どもがいてくれるだけで僕らとしてもうれしいので、地道に活動を続けていきたいなと思います」

◆戸川健太(OB/JPFA)
「子どもたちはめちゃくちゃ元気。みんなかわいいし、すごく自由に楽しそうにやっていますね。「夢先生」として小学校で授業をする機会があるのですが、僕のサッカーのキャリアは怪我も多く、順風満帆ではなかった。つらいときにどういう気持ちで乗り越えたのかとか、その先にいいことが待っているという話、あまり才能がないながらもプロのサッカー選手になった自分を通して、やればできるんだよという話をさせてもらっています。被災地の子どもたちを勇気づけられるように、これからも活動を続けていきます」

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