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2014.11.25(火)JPFAチャリティーサッカー2014 サンフレッチェ広島 佐藤寿人選手が語る『JPFAチャリティーサッカー2014』への想い

――震災から3年半経ちましたが、復興支援活動について、今改めてどのように考えていますか?

【佐藤寿人】 震災直後に被災地が求めていたものと、今とではだいぶ求めていることが違うと思います。そういった中で自分たちに何ができるのか、どういった活動が必要なのかということは常に議論しています。もちろん、4回目となるこの『チャリティーサッカー2014』の開催についても、どうしようかという話がずっとありました。仙台でやることがいいのか、他の被災地である福島や岩手でやるのがいいのか、また関東でやるのがいいのかなど、いろいろな意見が出て。でもやっぱり東北でやる、仙台でやるのが一番いいのではないかとなりました。あとは、試合以上に自分たちが何をしたいかと、何を被災地が求めているのかを考えると、実際に現地に出向いてふれあうことが被災地の方々が一番求めていることなのではないかなと。そういう経緯もあって、まずふれあい活動は絶対やろうとなりました。

――被災地への訪問、ふれあい活動“グリーティングDAY”ですね。

【佐藤寿人】 そうです。ふれあい活動をやるのに日にちを決めて30人、40人と選手が集まれるのだったら、それだったら試合もやったほうがいいんじゃないかということで今年も試合を開催することに決めました。この活動に対して、今年もJリーグとサッカー協会が一緒になってやってくれるということで心強い部分もありますし、サッカーファミリーが一つになってこの『チャリティーサッカー2014』をやろうという形になれたことはとてもうれしいことです。チャリティー活動とかチャリティーマッチについて、日本ではまだまだ理解されていない部分が多い。そういった活動が根づいていない中で、自分たちが続けることで意識を変えていけるのではないかなという思いもあります。また、この震災の後にJ100年基金というのを選手会で立ち上げて、こういった予期せぬ自然災害などに支援活動がスムーズに行えるようにして、迅速に対応できるような形を少しずつとれていると思います。

――今年夏に起こった広島の土砂災害のときにも、サッカー界で支援の輪が広がりました。

【佐藤寿人】 動きがとても早く自分たちも嬉しかったです。いろんなチームが声を挙げて募金活動行ってくれたりしました。そういうこともあり、先日、サンフレッチェ広島としてですが広島市に3000万円の義援金を送ることができて、本当にサッカーファミリーの横の力のすごさを感じました。小笠原選手も話していましたが、困ったときに手を取りあって助け合うことができるというのは、このサッカー界の素晴らしい部分だと思います。やっぱりファン・サポーターの人たちが常日頃からやっている“応援する”という、そういう何か自然と支援の心を持っていることがこのような協力体制にもつながっているのかなと。だからこそ、ファン・サポーター以上に選手がもっと理解をして、そこに対してもっともっと積極的に関わって継続していく必要があると感じますね。

――実際に被災地を訪ねることによって、選手の意識も変わりますか?

【佐藤寿人】 そうですね。僕も震災直後に行きましたし、また今年も行くことがありましたが、やっぱりまだまだ復興が進んでないなと。ただ、じゃあ被災地の現状を知っている選手が今どれだけいるかといったら、やっぱり少ないと思います。知らないこと、無関心ということは一番あってはならないことだと思います。支援をしていく、そのためには何が必要かとなったときには、まず情報をしっかりと正確に伝えていくこと。選手会として選手個々に伝えていくことは必要だと思いますし、若い選手とかも被災地に行って実際に目で見てそこで変わったという選手が多く、活動に協力的な選手も多いです。でもまだまだ日本のプロサッカー選手、全員が全員そういう同じ理解ができているとは言えないと思うので、そこの理解を深めていくというのはこれからの課題になると思います。

――最後に、ファン・サポーターの皆さんに、今回の『チャリティーサッカー2014』へ向けてメッセージを。

【佐藤寿人】 選手だけではこの活動はできませんし、本当にこれまでも多くのサッカーファミリーの皆さんと一緒にこの活動を行うことができたと思っています。これは選手会でやってきたというよりも、本当にたくさんの人たちの支援があってこそ。また、遠く離れていてなかなか参加できない人も、その思いを何か形にして協力できないかと「JustGiving」を通して協力していただいたり、本当にいろいろな方が参加してくれてこれまで3回チャリティーサッカーをやることができました。4回目となる『チャリティーサッカー2014』もたくさんの人たちの力を借りて、自分たちも持っている力を十分に発揮して、たくさんの笑顔を作り出せるよう頑張っていきたいと思います。

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